蔵元一押し

　薄い琥珀色が30年の時の長さを感じさせます。日本で最初に全量純米醸造蔵で有名な「神亀」「ひこ孫」の蔵元の自信作です。私の行きつけの浅草「赤垣」にて皆でいただきました。
熱燗・ぬる燗・常温・お湯割等で楽しめます。アルコール度数が高いので少量づつ楽しみたいのですが、旨過ぎて飲みすぎました。

株式会社せんきんさんには大変お世話になっている。チヨダの醸造用CNC精米機桜HS―２５や日本木槽木管製木桶を試験的に購入して頂いている。現在は若き兄弟が歴史を背負い頑張っている蔵です。２年程前に飲まさせて頂き、仄かな杉の香りと幻の酒米「亀の尾」８０％の低精白に不思議な感覚が残った記憶があります。これからの仕込だそうです。少量生産の為なかなか手に入り辛い酒です。価格も未定とのことでした。ご希望の方はTEL下さい。

松尾芭蕉「奥の細道」北限の地、秋田・象潟（きさかた）の北に位置する、にかほ市平沢に「飛良泉」はあります。創業１４８７年（室町時代中期）秋田県最古の酒蔵です。「山廃仕込み」と言えば「飛良泉」と日本酒業界では有名です。
「山廃」について飛来泉本舗の説明を引用いたします。
「山廃」とは「山卸廃止仕込」と呼ばれる昔ながらの酒母製造方法の通称です。明治の頃までは精米（米を磨く）技術が低かった為、蒸した米をさらに櫂で擦りつぶさなくてはならず、その作業を「山卸」と言っていました。技術向上に伴いその必要がなくなった事から「山卸廃止仕込」、いわゆる「山廃仕込」と呼ぶようになりました。（略）
秋田の酒の特徴＜ふくよかさ＞をもった酒です。

山形の知人より紹介され鶴岡の蔵元までお伺いをした。栄光冨士として全国的にも有名蔵です。月刊モーニングとのコラボでver古田綾部を謳っている。千利休の高弟であり、数奇な戦国時代ラストを生き最後はスパイと疑われ切腹している。
つや姫70%精米の酒は山形の酒であるが、精米歩合のせいか燗でも充分いけました。瓶には要冷蔵の表示はありますが。